IPOは企業を発展させる手段の一つに過ぎないという考えもありますが、IPOを行うことで展開可能となる事業が多くなることもまた事実です。当社はこのIPOを成功に導くコンサルティングを行います。大手証券会社の元取締役を含めた専門チームが、事業立上げから初期の資金調達フェイズを経てIPOを成功させるまでと、その後の事業継続発展までをトータルでお手伝いします。
会社の業績が伸びてきて、新たな事業展開や拡大を視野に入れたときにIPOは有効な手段として検討されることが多くなります。事業を始めたときからIPOを行うことを前提としてスタートさせることもあるでしょう。
IPOとは株式上場のことであり、広く一般投資家から資金調達を行うことを目的とし、証券市場で株式を自由に売買できるようにすることです。株式を上場して資金調達を多数の一般投資家に求めれば、資金調達の多様化が図られ、更なる会社の成長が期待できます。このようなメリットがあるために、一定以上の企業成長を視野に入れたときにはIPOという選択肢が生まれることになります。
その一方で、例えば創業株主のみの時と違い、投資家保護という観点が必要となります。上場審査という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、これは投資家保護の観点から必要であるために行われています。
この上場審査があることにより一般投資家は安心して投資活動を行うことができるのですが、企業にとってはこれが大きなハードルとなっています。一般的に上場が難しいと言われる所以ではありますが、これを成し遂げたときには、上場できたという事実だけではなく、あらゆる面での企業体質の強化もなされることとなります。
上場審査とは、各証券取引所が定める基準をクリアしているかどうかを審査することで、最終的には各証券取引所が行うことになります。ただし、上場のためには主幹事となる証券会社を付けることが必要となり、この証券会社の審査を先に受けることになります。この主幹事証券会社は上場準備の段階から、必要となる書類の指示などをしてくれたりして、一般的には協力してくれる側ということになります。主幹事証券会社の審査は、最終的に企業を上場させるために行う審査なので、上場を希望している取引所の基準に合わせた審査となっています。したがって、この主幹事証券会社の審査をクリアすることが上場のために必要な準備となります。ただ、主幹事証券会社はこの準備まで行ってくれるわけではないので、自社で書類などの準備を行うことになりますが、当社は、大手証券会社の元取締役などの専門家によるチームで、この審査が通るように協力、助言などをしております。
上場のためには、証券会社の審査が必要となる、と聞くと証券会社が上の立場に感じてしまうかもしれません。しかしそのようなことは決してありません。企業側には主幹事証券会社を選ぶ権利があります。この、主幹事証券会社選びはとても重要です。やはり実績のある会社を選んで審査してもらった方が取引所の審査で通らなかった、などということも少なくなりますが、そのような会社ほど、なかなか主幹事を受けてくれないということもあります。当社は、クライアント様の上場をより確実なものにするべく、複数の大手証券会社とのパイプを生かし実績のある大手証券会社をご紹介致します。
IPOを目指す段階に来ている企業様にはすでに複数の部署が存在しており、上場となりますと経理・総務・法務といった部署が中心になるというイメージをお持ちの方が多いかと思います。これは半分当たっていますが、本気でIPOをするのであればIPO専門チームが絶対に必要となります。片手間ではできません。それだけ簡単ではない業務となります。自社だけで行おうとすると、代表者様や幹部社員の方がIPO準備に追われ、本来の業務に支障をきたし上場どころではなくなることもあります。また、複数のIPO経験者を抱えている非上場企業というのはあまり聞きませんので、不慣れな業務を行うことで非効率的となることも避けられないことでしょう。事業計画書一つ取っても、融資を行うために銀行に提出する内容とは全く別物になります。
このような業務を、証券会社取締役経験者をはじめとした専門家チームを中心にサポートさせて頂きます。当然、すべてを当社で行うわけにもいきませんが、必然的に貴社の人材の教育もサポートの一環となりますので、社員様にも安心してIPO関連業務に携わって頂くことができます。
上場直前には売上を落としてはいけない、と聞いたことがある方もいらっしゃると思います。もちろん売上が落ちないことにこしたことはありませんが、実はそれよりも重要なことが、事業計画と実際の売り上げの乖離がないということです。また、売上高と同時に利益率についても計画と実数の乖離をなくすことが必要不可欠となります。
計画よりも売り上げも利益も大きくなればいいのでは?という考えは上場審査においては間違いです。売上や利益の見込みが計画と大きく乖離するということは、イコール計画性がない、と取られてしまうのです。
当社は元々販売代行業務を行ったり、販売のプロフェッショナルを事業コンサルの一環として各企業様へ派遣するなどしております。IPO準備となりますと貴社営業担当者様も計画策定への参画を余儀なくされ売上および利益の創出を継続することが困難な状況になることもあります。このような事態に陥らないよう、営業および販売の面でも、販売教育はもとより、営業プレゼン教育等も含め売上および利益が継続的に作れるようしっかりとサポートすることが可能です。